阿部寛主演。実話がモデル?!直木賞受賞作『下町ロケット』。滑り出しは好調。

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第145回直木賞(日本文学振興会主催)の選考委員会によって選ばれた池井戸潤氏作、『下町ロケット』。累計部数は、130万部を越えるベストセラーだ。

そのストーリーは、横暴な大企業に振り回され、存亡の危機に陥った町工場を描いたビジネス・エンターテインメント小説。宇宙ロケットを飛ばす夢をあきらめ、実家の町工場を継いだ主人公が取得した最先端特許をめぐり、さまざまな人間模様が繰り広げられる。

2011年にもドラマ化されており、2011年8月~9月にはWOWOWの連続ドラマとして放送された。(主演は、三上博史)

『下町ロケット』は実話?

宇宙科学開発機構→宇宙航空研究開発機構(JAXA)、帝国重工→三菱重工、東京経済新聞→日本経済新聞など、実在のモデルでは?と憶測が飛びかっておりますが、『下町ロケット』は完全なフィクションとのことで、モチーフとなる実在の企業は特に無いようです。

主要キャスト

佃製作所
佃 航平(つくだ こうへい):阿部 寛hiroshi-abe

佃製作所の社長。宇宙科学開発機構の元研究員。父親の死に伴って、7年前に家業の佃製作所を継いだ。幼い頃の夢は宇宙飛行士になることだった。

佃 利菜(つくだ りな):土屋 太鳳tao-tsuchiya

航平の娘。中高一貫の私立中学校の2年生。

佃 和枝:倍賞 美津子mitsuko-baisyou

航平の母。

殿村 直弘(とのむら なおひろ):立川 談春dansyun-tatekawa

経理部長。メインバンクの白水銀行から出向して来て半年。性格はいたって真面目。

山崎 光彦(やまさき みつひこ):安田 顕ken-yasuda

技術開発部長。航平の大学の後輩で、三度の飯より実験好き。

江原 春樹(えばら はるき):和田 聰宏soukou-wada

営業第二部の若手社員。若手社員のリーダー的存在。

迫田 滋(さこだ しげる):今野 浩喜hiroki-konno

経理部係長。江原と並ぶ若手社員のリーダーのひとり。一流大学卒だが就職氷河期で佃製作所に入社した。

和泉 沙耶:真矢 ミキmiki-maya

離婚した元妻で研究者。同じ大学のテニスサークル仲間だった。上昇志向が強く、妥協が許せない性格。

神谷・坂井法律事務所

神谷修一:恵 俊彰toshiaki-megumi

ナカシマ工業顧問の田村・大川法律事務所から独立して事務所を構えた、知財専門の弁護士。

藤間 秀樹:杉 良太郎ryoutaro-sugi

帝国重工社長。宇宙事業に熱心で、自社生産の新型エンジン搭載ロケット打ち上げプロジェクトをスタートさせた。

帝国重工

財前 道生(ざいぜん みちお):吉川 晃司koji-kikkawa

宇宙航空部 開発担当部長。父親は町工場のワンマン社長だった。

水原 重治:木下 ほうかhouka-kinoshita

宇宙航空部 本部長。

ナカシマ工業
三田 公康(みた きみやす):橋本 さとしsotoshi-hashimoto

事業企画部法務マネージャー。佃製作所を特許侵害で訴える。

田村・大川法律事務所

中川 京一(なかがわ きょういち):池畑 慎之介shinnosuke-ikehata

ベテラン弁護士。

白水銀行

柳井 哲二(やない てつじ):春風亭 昇太syunpuutei-syouta

課長代理。融資担当。

根木 節生(ねぎ せつお):東国原 英夫hideo-higashikokubaru

支店長。

なぜ日本人は池井戸潤ドラマに惹かれるのか?

 初回の平均視聴率は16・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好調なスタートを切った『下町ロケット』。

2013年の『半沢直樹』や2014年の『ルーズヴェルト・ゲーム』に続き、2015年のドラマ業界は、まさに小説家・池井戸潤の独壇場といえよう。春に放送された『ようこそ、わが家へ』(フジテレビ系)は、「月9としてはシリアスすぎる」と言われながらも平均視聴率12・55%!ヒットを飛ばし、続く夏には、『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)が同クール唯一の全話2ケタ視聴率を記録したほか、平均でも14.4%と断トツ1位となった。

数字や評判もさることながら、今年放送の4本で民放主要4局を総ナメするという快挙を成し遂げている。

『半沢直樹』から2年、今なお池井戸潤原作のドラマが支持される理由は、何なのかを見ていきましょう。

ドラマがヒットする五大要素

  • 登場人物の対立構図。おカネやプライドをめぐって「誰と誰が何のために対立しているのか?」がイメージしやすい。

  • 「正義と悪」「熱血と冷淡」「有能と無能」など、キャラクターの対比が明快かつシンプルなので、視聴者心理にフィットしやすい。

  • 最大の特徴は、「日ごろ納得のいく評価を受けていない」、あるいは「理不尽な扱いを受けている」世間の人々にとって、等身大のヒーローを映し出している。

  • 終盤にスカッとさせてくれる成敗シーンが用意されている。厳しい社会をリアルに描きながらも、後味のいい結末で希望を与えてくれます。

  • 作品に最反映しているのは、池井戸潤本人の自分の書きたいものでも、喜んでもらえないのなら書かない」「ドラマはその道のプロにゆだねる」という信念。

『下町ロケット効果』として、視聴者が「今の自分の仕事や思い描いていた夢を見つめ直すキッカケ」となり、社会全体がより良い方向に活性化されることを期待したいと思う。

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