歴代の暴風台風に匹敵。台風23号 暴風・高波・高潮に厳重警戒から温帯低気圧へ。

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台風23号進路

台風23号の予想進路図(7日午後9時現在)

気象庁の観測によりますと、超大型の台風23号は午前9時には日本の東の海上を1時間に55キロの速さで北へ進んでいます。

中心の気圧は955ヘクトパスカル、最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルで中心から半径330キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いています。

また、中心の北東側1000キロ以内と南西側850キロ以内では風速15メートル以上の強風が吹いています。

北日本を中心に風が強まっていて、北海道の釧路市で午前10時20分ごろに37.7メートル、根室市の納沙布で午前11時半ごろに31.6メートルの最大瞬間風速をそれぞれ観測しました。

7日午後9時、台風23号は「超大型」になりました。「超大型」となることはあまりなく、100個に1つくらいの割合です。そして、台風が大きくなるということは、離れた地域でも油断はできません。

「超大型」の基準とは?

台風の大きさは、強風域(風速15m/s以上の強い風が吹いているか、地形の影響がない場合に吹く可能性のある範囲)の半径で表します。強風域の半径が非対称の場合、その平均値をとります。強風域は、上の台風進路図の黄色い円で表している部分です。

大きさの基準は、以下の通りです。

「大型」…500km以上800km未満
「超大型」…800km以上

台風が「超大型」になるのは、2011年台風6号以来、4年ぶりのことです。また、超大型の台風は21世紀になってから、今まで3回しかありません。台風の発生数から計算すると、100個に1つくらいの割合です。

歴代の大型台風による被害

まずは風速による被害の目安です。

台風被害度

▼1位 第2室戸台風

1934年(昭和9年)9月15日 – 23日
最低気圧911.6 hPa (上陸時)
最大風速  60 m/s (上陸時)

四天王寺五重塔

五重塔が崩壊した四天王寺

 

 

 

 

 

 

 

人的被害は、死者2,702人、不明334人、負傷者14,994人

当時、大阪管区気象台所属の室戸岬測候所では最大瞬間風速60m/sを観測したのを最後に観測機が故障し、正確な数値は分かっていない。

▼2位 伊勢湾台風

1959年9月21日 21:00- 9月27日 21:00
最低気圧895 hPa
最大風速75 m/s

テレビニュース班

被災地を取材するCBC(中部日本放送)のテレビニュース班

犠牲者5,098人(死者4,697人・行方不明者401人)・負傷者38,921人

伊勢湾台風での犠牲者の数は、阪神・淡路大震災が発生するまで、第二次世界大戦後の自然災害で最多のものであった。

災害対策について定めた災害対策基本法は、この伊勢湾台風を教訓として成立したものである。

3位 平成5年台風第13

1993年8月30日 9:00~9月4日 21:00
最低気圧925 hPa
最大風速50 m/s (95 knot)

台風13号

平成5年台風第13号

自衛隊の風速計では100m/sを超えていたとされる

鹿児島県では集中豪雨により地盤が弱っているところに台風の大雨が降ったので土砂災害により33名もの犠牲者が出た。

4位 ルース台風

1951年10月9日 9:00〜10月16日 9:00
最低気圧924 hPa
最大風速60m/s

1951年(昭和26年)の夏は干ばつで、各地で水不足が続いていたが、ルース台風の降雨により一息ついた所が多かった。

当時の首相吉田茂の命令により、警察予備隊(現在の自衛隊)が山口県内において発足後初とされる災害派遣出動を行った。

以上のように、今回の台風は歴代の台風にも、勝るとも劣らないものでしたが、温帯低気圧にかわり被害にならず済んで良かったです。

台風対策

しかし、またこの様な台風が接近した際はどうすればいいのでしょうか?
日本気象協会から、以下の内容が推奨されています。

普段から

普段からできる防災対策には、どのようなものがあるでしょうか。
台風は事前に備えができる災害ですが、台風が接近してからでは間に合わない対策もあります。
今から出来る準備はしっかり整え、危険から身を守りましょう。

家の外の備えは十分に

水害に備え、側溝や排水溝の掃除をし、水はけをよくしておきましょう。
また、屋根、塀、壁などの点検、補強も台風が来る前に普段から行っておきましょう。

非常用品を備蓄する

ライフラインが途絶えたときの事を想定して、
非常用品を備えましょう。

☑懐中電灯(予備電池) ☑着替え、タオル
☑ライター、マッチ 救急薬品
☑携帯ラジオやワンセグ携帯 ☑貴重品(公衆電話に使える10円玉も)
☑非常用食料 ☑水

台風に備えた準備

家族で話し合う

家族で緊急連絡手段とその方法を話し合いましょう。
また落ち合う場所などを決めておくといいでしょう。

ハザードマップを入手する     

家の近くに洪水のおそれのある河川があったり、低地、急傾斜地で水害や土砂災害のおそれがある場合は事前にハザードマップなどを入手しておきましょう。 ハザードマップは各市役所や区役所、役場などで入手することができます。

近隣の建物や道路を知る

土砂災害や鉄砲水になるかどうかを見分けるためには、平常時と異常時で、濁流の流れる方向や速さの違いを普段から確認しておくと良いでしょう。道路が冠水したり浸水が始まったりしている場所では、用水路やマンホールのふたが外れていても、濁った水で見えなくなっているため、足を取られる危険性があります。

近所の方とコミュニケーションを取る

ご近所付き合いは、救助や避難所暮らしの際に大きな力となります。特に隣近所にお年寄りがいる場合は、いざというときに支援できるようにコミュニケーションを取りあって、助け合いましょう。

接近する前に

台風は、事前に来ることが予想できる災害ですが、台風が接近してからの対策で被害に遭われる方も多くいます。台風が近づいているというニュースを見たり聞いたりしたら、このページで対策を確認してください。

最新の台風情報の確認をする

tenki.jpでは台風の進路予想が定期的に更新されますので、最新の台風情報が入手できます。また、大雨や暴風などの警報・注意報や、天気予報、雨雲の動きなども掲載されます。こまめに気象情報を確認してください。

家の周りの再点検をする

庭木に支柱をたてたり、塀を補強しましょう。
家の周りにあるもので強風などによって飛ばされる可能性のあるものは、室内にしまうか、しまうことが出来ない場合は飛ばされないようにしっかり固定しましょう。

窓や雨戸を補強する

ガラスのひび割れや窓枠のガタつきがないか調べ、窓にテープを貼るなどして補強しましょう。さらに、万が一、窓ガラスが割れた時のために、カーテン等を閉めておくと良いでしょう。

台風が接近する前に

床上の浸水対策をする       

家財や家電などは浸水の被害を受けないように、高所や二階に移動させましょう。 電気のコンセントは漏電、ショート、感電などが発生する可能性があります。コンセントは抜き、低い位置にあるものは高所へ移動させましょう。

ライフライン断絶に備える

断水に備えて飲料水を確保しましょう。浴槽に水を張るなどしてトイレなどの生活用水を確保しましょう。避難に備え、非常持ち出し品を準備しましょう。

接近してから

大規模な災害が想定される場合には、一人ひとりが「自分たちの身は自分たちで守る」という意識のもと、例え避難勧告が出ていなくても、早めに安全な場所へ避難するなど防災意識を高めることが重要です。

台風が近づいたら絶対やめること

台風が近づいたら絶対にやめましょう

用水路の見回りは絶対にやめましょう

増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られる恐れがあります。

海岸の見回りは絶対にやめましょう

波打ち際や防波堤など海岸周りでは高潮の恐れがあります。

屋外での作業は絶対にやめましょう

暴風や突風にあおられて転倒する危険があります。

外出は控える

台風が接近している間は、大雨や強風による事故に巻き込まれないように、なるべく外へ出ないようにしてください。特に夜間は外出を控えてください。

また車での避難には注意が必要です。20㎜/h以上の降水量でワイパーは効かず、ブレーキが効かなくなる(ハイドロプレーニング現象)可能性があります。

やむを得ず外出している場合は・・・

外出先、とりわけ地下空間は、雨の強さや天候の急変が分かりにくいうえ、地上が冠水すると一気に水が流れ込み、地上に避難することが困難になる恐れがあります。特に地下空間を利用する方は、早めの避難を心がけてください。

危険な土地では早めに避難する

山や丘を切り開いて作られた造形地、河川が山地から平野や盆地に移る扇状地、山間部・海岸付近・河川敷は大雨や洪水、土石流に特に警戒が必要な土地です。

集中豪雨などによって、がけ地や傾斜地では山崩れが発生する恐れがあります。樹木の少ない山間部では、土石流の危険をはらんでいるので注意が必要です

また河川敷では水位の変化に注意し、異変を感じたら、いつでも避難できるようにしましょう。

避難勧告に従う

防災機関などからの避難準備情報に注意し、市町村から避難勧告や避難指示があったら、すぐに動けるように準備して、すばやく避難してください。また、避難勧告が出されていなくても、危険を感じたら、自主的に避難するようにしてください。

都会での避難は・・・

都会では遠くの避難場所へ避難するより、隣近所の二階以上の頑丈な建物に避難させてもらうほうが安全な場合もあります。避難する場合は、周囲の状況なども総合的に判断し、行動するようにしましょう。

避難の前には火の元の確認をする

避難する際には、火の元、ガスの元栓、電気のブレーカーを落とし、戸締まりを確認しましょう。

避難するときは軽装で

避難の際は持ち物を最小限にして、両手を自由に使えるようにしておきましょう。

以上の事に注意し、危険から身を守りましょう。

 

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